再建築不可物件のメリット・デメリット
2024年03月03日
再建築不可物件とは?
◆再建築不可物件とは?◆
再建築不可物件とは、今現在家が建っていても、解体して更地にしてしまうと新たに家を建てられない土地、
また建築基準法上の接道義務を果たしていない土地に建つ建築物のことを言います。
接道義務とは「幅員4m以上の道路に2m以上接していないといけない」というもので、接していない土地には家を建てることができないと定められています。
なぜこのような義務があるのでしょうか。
もしもの災害時に消防車や救急車などの緊急車両が入り、消火活動や救助活動をスムーズに行えるようにするためです。
緊急車両が入れない土地に家を建てるのも怖いですよね。
再建築不可物件を購入するメリット
・価格が安い
再建築不可物件を買取するメリットは、なんといっても価格が安いことです。
建て替えができない、増改築ができない、緊急車両も入らないとなると買い手がつきにくいですから、周囲と比べてやはり安くなります。
特に古い家をリフォームして住みたいという人には、安く手に入れてその分をリフォーム費用にかけやすくなります。
・固定資産税や都市計画税が安い
資産価値が低いため、固定資産税評価額も低く設定されています。
したがって、固定資産税や都市計画税が安いというメリットもあります。
再建築不可物件を購入するデメリット
・建て替えができない
再建築不可物件を買取するデメリットは、なんといっても建て替え・増改築ができないことです。
リフォームはできますが、建物が老朽化していますので修繕だけでも費用がかかります。
加えて耐震性・断熱性工事もこだわるのであれば費用がかかりがちです。
また、広い道路に接していないため、部材や機材の搬入も大変になります。
もちろんその分工事費用も膨らみます。
・住宅ローンが組めない
再建築不可物件は担保としての価値が低いため、多くの場合住宅ローンが組めません。
つまり、現金一括払いで購入しなければならないのです。
なお、一部の金融機関ではローンが使えるケースもありますが、金利がかなり割高になります。
・倒壊や火災で消失すると住めなくなる
再建築不可の物件は建て替えができません。
例えば台風などで倒壊したり、火災で焼失した場合、再度そこで暮らすことができません。
そうした覚悟も必要です。
再建築物件の購入は後悔のないように慎重に、少しでも気になる事や疑問点がありましたら、
OKUTA不動産へご相談ください。
いかがでしたでしょうか。
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